2013年11月4日月曜日

会員学習会「地域生活定着支援について~矯正施設のソーシャルワークと「特別調整」~」(2013/4/20開催)

 オホーツク地区支部では、4月20日(土)会員学習会と地区支部全体会を行いました。
 会員学習会では、網走刑務所で社会福祉士として勤務している山田恵里子氏を講師に招き「地域生活定着支援について~矯正施設のソーシャルワークと「特別調整」~」をテーマに講話していただきました。
 
 「特別調整」とは、平成21年度(北海道では平成22年度)から開始され、高齢または障害により自立が困難な矯正施設収容者に対する社会復帰支援です。満期釈放により社会に出た出所者は、必ずしも帰る場所があるとは限りません。このような身元引き受け先がなく、何らかの障がいを持っているために社会復帰が独力では困難な方に対して、『福祉』の視点からの支援を社会福祉士が行っているということを学びました。
 「これまでの犯罪歴だけを見るとさまざまな罪を犯してきた犯罪者としてしか見えてこないが、ソーシャルワークの視点でその方を捉えるとさまざまな生きづらさを抱えていた。さまざまな支援者が関わりながら適切な支援がなされることで、その方が持つ生きづらさを解消していくことが可能である」ということを学ぶことができ、今後私たちが理解を深めながら連携を図ることが、特別調整の支援の定着に繋がると感じました。(大谷)

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